2010/9/16 〜北東北の風をあなたに・・・紫波ワインメーカーズディナー〜
記録的な猛暑の夏も台風の影響で少し涼やかになった9月16日、50名のお客様をお迎えして、岩手県紫波町にある紫波ワインのメーカーズディナーを開催致しました。
会場は400年の伝統を誇る名古屋屈指の料亭「河文」さんが、建物の一部をリノベーションして造ったTHE KAWABUN NAGOYA。
新鮮な食材の本質を大切にしたイタリア料理と、岩手のテロワールが反映された透き通ったピュアなワイン7種類のマリアージュをお楽しみ戴きました。
まずは、岩手県からお越し戴いた紫波ワインの醸造責任者 高橋喜和さんからPJを使ってワイナリーのご紹介。 紫波町は岩手県のほぼ中央、盛岡市と花巻市の中間に位置する自然環境に恵まれた町です。北上川が流れ、遠く岩手山も望めるこの町では適度な寒暖の差と、約4億年前の地層によって糖度と酸がたっぷりのった質の高いブドウが、熱心な栽培家の皆さんによって作られています。100%紫波町産のメルロー、リースリング・リオン、ミュラートゥルガウなどを使って、それぞれに合わせた醸造を行い、きれいなステンレスタンクで発酵管理にも細心の注意を払っているそうです。でも、それもコンピュータに頼らず、高橋さんご自身の「勘」で行っているそうですよ。すごいですね。
高橋さんのご説明に続いて、東京からご参加の風間参議院議員による乾杯です。風間先生は、日本のワインブドウの父ともいえる川上善兵衛氏が開いた「岩の原葡萄園」のある上越市のご出身でワインが大好きである事から、この会に参加して下さいました。
さて、お待ちかねのお食事&ワインです。前菜のカプレーゼには、シェフが岩手から取り寄せたトマトが使われています。甘くてフルーティーなトマトでしたよ。これには、ワイン通俳優の辰巳琢郎さんが絶賛した「無濾過リースリング」を合わせました。でも残念ながら、このワインは実は完売。。。このワイン会のために特別提供して下さったんです。
まったり感のあるスープには、フルーティーでおだやかな酸のミュラートゥルガウを、そして煮詰めたトマトソースの酸味とコクには、柔らかい果実味のカベルネフランです。
みなさん楽しくお食事中
イタリアンらしいシンプルなお魚のグリルにはリースリング・リオン。これは何と今年の国産ワインコンクールで見事銅賞を受賞したんです。初リリース以来4年目の快挙です。今後が楽しみですね。続いては岩手産白金豚(プラチナポーク)のグリルです。このようにその土地のワインと食材の組み合わせが楽しめるのもワイン会ならではの企画です。
デザートの頃にはゲストのケンバルディス氏の甘〜い歌声で会場は盛り上がり、アンコールの曲ではついに踊りだす人達も!?
そして、最後は本日のワイン7種類を抽選でプレゼント。
皆さんの喜ぶ顔が忘れられません。

こうして、北東北の素敵なワインを名古屋の皆様にお届けし、無事ワイン会は終了致しました。
これからも私達は日本の各地からワイナリーや美味しい物、一生懸命モノ作りに取り組む方達を紹介して参りたいと思います。また次回をお楽しみに!
日本のワイナリーからの贈り物
j-winery.jp